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エネルギー利用図

LLNL がsankey diagramにして出してる。

Energy Flow Charts

アメリカだとこんな感じ。

https://flowcharts.llnl.gov/content/assets/images/charts/Energy/Energy_2016_United-States.png

ここでのquadの意味について:BTUという熱量単位がある。エネルギー産業で標準的に用いられている単位で、quadはBTUの10**15倍(1000兆, quadrillion)を意味する。

アメリカのエネルギー消費量は2000年からほぼ横ばいである。

まず図で目につくのはrejected energyである。これは無駄になったエネルギー。66.4%も無駄にしてるのか、と思われるかもしれないが、これは楽観的な値である(実際に使われてるのは13%説)。この効率性は1970年から一貫して低下している。

効率性って何なのさっていう話が出るかもしれない。これは個人レベルの話(電気の無駄使いとか、車のアイドリング)を思い浮かべるかもしれないが、それは問題の一部に過ぎない。システム設計上の欠陥みたいなところが絡んでくる。

原因を端的に述べると、1970年代から明らかに電力消費と自家用車の利用が伸びている。電気、輸送というのは他のエネルギー利用に比べて効率が劣る。

発電の内訳は最近も変化がある。2010年と2016年の比較で全体2.6 quadsダウン、主因は石炭の低迷。自然ガス、風力、太陽光が伸びている。脱炭素はゆっくり進んでいる。

輸送について。当然ながら石油に依存している。内訳に変化はなく、エネルギー消費量だけが単調に増えている。これにより2016年、アメリカのエネルギー利用状況は大きな転換点を迎えている。輸送が電力のエネルギー消費量を超えたのだ。これは自動車の環境問題解決が依然として難しいことを浮き彫りにしている。

出典

American energy use, in one diagram - Vox